--アメリカの最新 抗ヒスタミン剤---
ヒスタミンの抑制
抗ヒスタミン剤とは:ヒスタミンとはアレルゲンに反応して細胞から放出されるアミノ酸の一種で、鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどの原因になります。抗ヒスタミン剤とは、そのヒスタミンが放出されることにより起こる色々なアレルギー症状を抑える薬のことです。
最新抗ヒスタミン剤
抗ヒスタミン剤には第1世代抗ヒスタミン剤、第2世代抗ヒスタミン剤の2種類があります。ここ数年は第2世代抗ヒスタミン剤が多く出ており、第1世代抗ヒスタミン剤よりも眠気や口の渇きなどの副作用が少なく、また持続性のあるものになっています。
シェリングープラウが開発した、ロラタジンが主薬成分の「クラリチン」は世界100カ国以上で花粉症の特効薬として使われています。
アメリカの花粉症事情
日本同様アメリカでも花粉症に苦しむ人はとてもたくさんいます。健康に関する色々な情報を提供する「ママズヘルスコム(http://www.mamashealth.com/)」は毎年アメリカの2610万人もの人が花粉症の症状に苦しんでいると報告しています。アレルゲンについては日本同様スギ花粉が一番高いようですが、芝生、ひのきなどもあげられます。またアメリカは国土が広いので花粉症がひどくなる時期は住む地域により大きく違ってくるため、インターネットでも、現在どの地区に花粉症のアレルゲン(花粉)が多く飛んでいるかが詳しくわかるサービスが提供されています。
花粉症の情報や対策がアメリカでは政府機関や非営利の団体を通じて専門的な部分まで入手することが出来るようになっています。Lung
Associationでは花粉症やアレルギーの情報やサポートをかなり細かく提供していますし、非営利団体のAcademy of
Allergy Asthma Immunologyなどでは企業の寄付を募り、数々の研究がされています。さらに最近では花粉症に打ち勝つ代替療法やサプリメントの研究もそれらの材料を提供する企業で研究されています。
・Academy of Allergy
Asthma Immunology:アレルギーに関する非営利団体です。企業の寄付を募り、数々の研究がされています。報告書やサポート機関がかなりリンクされています。
→http://www.theallergyreport.org/
・National Institute of Allergy and Infectious Diseases(国立アレルギー・感染症研究所): 政府の機関でアレルギーの研究がされています。
→http://www.niaid.nih.gov/
・American Lung Association:花粉粉症の仕組みと対処を説明しています。
→http://www.lungusa.org/air/envhayfever.html
・American Food Service Association:セルフケアを学生にわかりやすく説明しています。
→http://wellness.asfsa.org/Content/Support/HealthAtHome/detail.aspx?title=hayfever
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